朝鮮赤シジミ、雫石町にわずかに生息する、希少な蝶です

日本が大陸と陸続きだったことを証明する蝶
チョウ目シジミチョウ科 Coreana raphaelis yamamotoi
久慈市から宮古市までの太平洋岸、内陸部の雫石町、滝沢市に生息しています山形県、新潟県にには、別亜種が分布生息しています。
環境省の絶滅危惧種Ⅱ類に指定されている、貴重な蝶々です
デワノトネリコの木が必要です
6月下旬頃成虫になります。夏至の頃に、食樹のトネリコの周辺を飛び回る。
川沿い、耕地周辺、道路沿いのトネリコの幹の下部や枝にに数個まとめて産卵していました。卵で越冬し、翌春孵化した幼虫は芽に入って食べ始め、開葉すると葉を綴って食べるとのこと。
幼虫はさらに地上に降りて石の下、落葉の陰などで、蛹になり羽化するそうです
デワノトネリコがなければ、チョウセンアカシジミは生息できません。
幹の卵 枝の卵 トネリコの葉 トネリコの林
雫石の保護活動 御明神小学校と高橋良和さん
陸中沿岸地方(久慈・野田・普代・田野畑・岩泉・宮古)と盛岡市近郊(滝沢・雫石)の水系にしか棲息していない、チョウセンアカシジミ。
幼虫はデワノトネリコという木の葉を食べて成長するが、蝶になっても飛ぶ力が弱いため、この木の生えている限られたところにしか棲んでいない、とても貴重なチョウセンアカシジミであるが、保護の認識はいまひとつです。
環境カウンセラーの高橋良和さんは、蝶の保護にはデワノトネリコの木を伐採しないこと、蝶が生息できる環境を整えることができるように、多くの人たちに、この生態系を知ってもらう活動が必要との、強い思いから、雫石町内の小学校で
チョウセンアカシジミの保護のため、デワノトネリコの植樹とともに、子供達とと希少生物の保護を啓蒙して頂いています、特に御明神小学校においては、産卵や羽化を子供たちが観察し、年次申し送りがされている様は、これから、チョウセンアカシジミが大切保護されていくであろうと、安堵しています。